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素敵な外国人がたくさん来日したラグビーWC

2019年秋に行われた日本初のラグビーワールドカップ期間中、東京では普段あまり見かけない身体つきの外国人旅行客をよく見かけました。

ラグビーワールドカップも台風による試合の中止など不測の事態が色々あったものの、めでたく無事に終了しました。

期間中は、今までとは異なった層の旅行客が日本を訪れ、良いこと、悪いことも各地で色々な出来事があったのだと思います。

遠い日本にはるばる来るとあって、外国人の旅行客の方も、珍しい日本での体験を色々とSNSにあげていました。

1つ印象に残った動画。

ちょっと気になった海外の反応

イギリスのジェームス・ハスケル James Haskell(元イングランドラグビー代表)の日本旅行記のインスタ動画。

彼は日本のリコーでプレーしたこともあるので、どちらというと親日的に分類される方なのだと思う。日本滞在を楽しむ動画をたくさんあげています。(ちなみに、英国王室のアン王女の娘さんのザラさんと結婚している元ラグビー選手のマイク・ティンダルとも一緒に番組なんかやったりしている。個人的にこの夫婦は好き。)

この動画では、楽しい日本旅行というよりも、前半では日本でジムを利用しようとしてタトゥーを隠せと言われたとか、東京のジムでの彼にとって不愉快だった経験についてキレながら語る。

タトゥー の件で怒った状態でジムを去った後に話しているため、結構きつい言葉を連発。ほぼ人生を終えている小さな中年女性(little old lady whose pretty much life over)に場所をどけと言われたとか。笑えるというよりは、日本人には多分不快に思う言葉が多いかもしれない。

ジム利用の際のタトゥー露出は許されないという文化的な問題や、日本はルールに厳格で融通が効かなすぎるとか、そういうことが事の発端なのだけれど、個人的にはそのことよりも気になったのが、最後の発言。

『No wonder no ones in any decent shape over here(日本にまともな体型の人がいないのも不思議じゃない)』

この発言は、 イライラした上での八つ当たり的な発言だったのだろうけど、 タトゥーやジムとは関係なく、日本について感じていた本音なのだろうなと思う。

実際タトゥー云々よりも、この点について反応しているイギリス人のコメントも結構多いから、マッチョ優越主義とでもいえばいいのかその類の人(もしかしたらそうでない人も含むのかも)から見た日本人の体型についての本音ともいえるのかも。

不適切だから自分からは言わないけれど、言ってくれて面白い的な反応もちらほら。差別的とも傲慢とも言えるけど、ある意味コメディに近い感覚なのだと思う。

実際、よく言われるように日本には体を鍛える人が少ないのも事実。個人的には、外国のホームワークアウトDVDが好きなので、体を鍛えることは健康にも良いと思う派なので、日本人ももっと鍛えたらいいのになぁと日頃から思っていた人でもある。

ちょっとだけ擁護というか勝手に想像してみると、彼は鍛えた体を維持する必要性が、恐らく一般人よりずっと重要で切実、だと思うので、それが感情的になった理由の一つかもしれない。 話が上手く、盛り上げ上手なので結構過激な発言が多く、それが面白がられるキャラというのもありこの動画を、後日になってもそのまま上げただと思う。有名人にとってはインスタもビジネスだから。そして実際、日本が楽しいみたいな動画より反応もいい。

日本人にとっての 『decent shape』

外国人が日本人(もちろん同様に日本人が外国人)についてSNS上で揶揄することなんて日常茶飯事なのだけど、この動画を見て、記事を書こうと思ったのは、『decent shape(まともな体型)』という言葉が引っかかったから。

日本人にとっての、『decent shape』とは何かというと難しいけれど、イギリスの元ラグビー選手や、おそらく欧米人が思う『decent shape』とは、違うのではないだろうか。

そもそも体を鍛えるべきという前提自体が、一方的な価値観の押し付けのような気がするけど、日本人がなぜ鍛えないのか、鍛えることに興味がないのか、と考えると、単純に必要がないからなのかなと思う。

一般的に、強さへの信仰もないから社会的にもメリットが薄いし、忙しくて毎日ジムに通えない。マッチョはもともとの体質もそこまで太りづらく、世界でも長寿国のほう。

外国のワークアウトDVDを見ても、特にアメリカは、1ヶ月から3カ月くらいのワークアウトメニューに、レシピメニューなど至れり尽くせりのDVDセットが多く、良く売れている。アメリカは肥満先進国というのもあるのかもしれないけれど。

メニューが決まっているほうが好きな私は、日本でも販売すればいいのにと思ったりもするが、やっぱり需要がないからだと思う。日本のものは基本的に負荷は低め、すきま時間でも出来ますよ!みたいのが多いし。

さらに体質的に東洋人は筋肉がつきにくいので、鍛えるのは簡単ではない。どんなに頑張っても、黒人や白人の筋肉量まで追いつくのは難しい。 彼らと同じトレーニングメニューをしたところで、おそらく彼のいう「decent shape」には永遠に届かない可能性が高い。

でもこういう理想の体型、ひいては理想のライフスタイルに何が悪いとか、良いとかはないのだと個人的に思う。 それぞれに似合った体型でいいと思うし、結局身体を鍛えるのは、どういう自分でありたいかというところだけだと思う。

外国人でも日本人の間でも、自分の物差しで測る人が多いけれど、もっとお互いの価値観を尊重することが大切と、自戒も含めて感じました。

タトゥーは隠すべき?

価値観を尊重というなら、タトゥーについて外国人は許可してもいいのではという意見もあるのかなと思う。個人的にはそこまで規制しなくてもと思うけど、そうなると外国人というのもそもそもすごく曖昧な定義になるのかなと思う。

タトゥーが社会的に忌避するべきもののフィルターみたいになっているだけに、日本在住で犯罪組織に属していても、外国籍なら許されるのかとなるとルールの線引きが曖昧になるのだと思う。今回の件は、皮肉にも日本人が見れば日本的コミュニティに対するタトゥーのフィルター機能を証明しているとみられかねないという気もする。

タトゥー事情に詳しくはないけど、 タトゥー がある時点で、ジムの利用自体拒否されるケースは現在でも多いそう。多分今回のジムは外国人ご用達の都心にあるジムだと思うのだけど、隠せばOKというのは、それを考慮してのルールなのだと思う。

隠す必要を事前に知っていれば準備も簡単なのだから、そういう意味では、外国人へのタトゥーの周知については、もっとする必要があるのかも。


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